中学受験、塾に通う時期はいつ?(3年・4年・5年・6年)

いつ塾に通うのか時期ごとに解説

この文章をご覧になっている方には、さまざまなケースの方がいらっしゃると思います。

小学生低学年のころから受験しようとしている家庭。
地元の公立中が荒れていて、ここには入れたくないなって中学年あたりで思い立った家庭。

ひとつ言えるのは、「絶対この時期じゃないと無理ですよ」という指針はないですので諦めないでほしいということ。あくまで参考程度に聞いてください。

 

通塾開始の平均は4年生の春前

受験をする家庭で一番多いのが、小学4年の春前(2月〜3月)ごろです。

学校では4月が新しい年度のスタートですが、塾は先取りサイクルのため、春期講習開始あたりが新たな年度のはじまりになります。

中学受験市場が整ってきた昨今では、徐々に、「通塾開始は4年春」という傾向が生まれてきたため、塾としても4年からスタートすることを前提としたカリキュラムを組み立てることが多くなってきました。

また、同じくスタートを切る同期も多いですので、そういった意味でも、4年にスタートを切れるのであればあわせたほうがベターと言えるでしょう。

  

5年・6年からでは遅いのか

5年からスタートする家庭も一定数いらっしゃいます。

この時期であれば基礎固めもしつつ、6年の応用に備えるっていう段階も踏むことができるので、もちろん4年からの開始と比べるとタイトではありますが、最初にしっかりと波に乗ってしまえば問題なく受験につなげられます

しかし、スロースターターの子供の場合は、土台のある子に混ざっての授業についていけず苦しむこともありますので、その際には、個別指導を併用するなどの工夫が必要でしょうね。

そして意外と多いのが6年で始めたいという家庭。

正直にお伝えすると「覚悟が必要」です。

思考力を4年で固め、5年で基礎を作り学習習慣を身につけ、6年で応用をしてひたすら苦手を潰していくというなかの、6年がスタートになるわけですから、親御さんにとっても本人にとっても過酷な戦いにはなるでしょう。

ただ、どの学校にも受からないということは、ほぼありません。

偏差値でいっても30後半から70前半と幅広い学校があるわけですし、偏差値で学校の良し悪しが決まるわけでもないので、そういう意味で言えば、6年から頑張り、その結果として実力相応の行きたい学校が見つかればそれも幸せな結末です。

短期集中、集団塾とあわせて家庭教師をつけるセットをお勧めしますよ。そうすることで受験のノウハウを大手から享受しながら、ついていけない部分を家庭教師でとことんつぶすというリズムが短期間で成立しますから。

 

3年からでも早すぎることはない。メリットは?

逆に3年では早すぎるのかというと、そうではありません。

実際に、どの塾も3年生は頭を柔軟にしたり、ものごとを考える発想力を鍛えたりするのに週1程度のカリキュラムが組まれていますから、あまり費用的・時間的負担も少ないかと思います。

もう受験することを決めているなら、早いうちから場に慣れておくに越したことはありませんね。

ただ、気をつけてほしいのは、3年のうちからガンガン詰め込み型を取り入れている塾には入れないでほしいということ。

3年も先の見えない目標に向かって努力をしなければならず、まだまだ子供ですので勉強が「嫌なもの」になってしまい、その後の伸びに悪影響を及ぼしてしまうと考えています。

最初は、「考えることって楽しいな」というマインド部分を養成することに重点をおいて塾を選んでください。

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