参加時期はいつごろが良い?
中学受験の学校説明会への参加時期、おすすめは比較的時間に余裕のある5年生です。
6年生になると模試などで忙しくなるため、学校説明会のスケジュールが立てにくくなります。
もちろん4年生でもいいのですが、2年先になってしまうためお子さんの学校への印象が薄れがちです。
パンフレットやホームページだけでは、わからないことがたくさんあります。5年生の間にいろいろな学校説明会に親子で参加しておきましょう。
どんな服装での参加が望ましい?
母親・父親の場合
ラフな格好ではなく、学校の参観日に行くような服装で行くと間違いありません。父親はスーツやジャケット着用、母親はジャケットやワンピースの方が多くいました。
子どもの場合
お子さんは、普段小学校へ行っているときの服装で大丈夫です。部活動の体験ができる学校では、運動部を体験することもあるので動きやすい服装がおすすめです。
忘れ物はない?持ち物チェックリスト
筆記用具
筆記用具は必須です。メモ帳も忘れずに。
A4サイズが入るカバン
貰った資料が入れられる、A4サイズのカバンを持っていくと便利です。
スリッパ・上履き
靴を履き替える学校では、スリッパは用意されている場合もありますがあらかじめ持ってくるように指示がある場合もあります。子どもは上履きを持っておきましょう。靴を入れるビニール袋も持っていきます。
交通系ICカード
交通系ICカードがあるといちいち切符を買わずに済みます。親だけでなくお子さんも持っておくと楽です。
事前に見ておくところ・聞きたいことのいメモ
説明会が始まると忘れることもあるので、チェックしたいところや聞いておきたいことをメモしておきます。
学校説明会で見るチェックポイント完全ガイド
家から学校までの交通手段、最寄り駅の確認
自宅から学校までの交通手段は、必ずチェックしておきます。乗り換えが意外と大変、ホームが狭いなど、実際に通ってみることで気づくことがたくさんあります。また、学校の最寄り駅周辺の環境も要チェックです。
先生の雰囲気は?
先生方の雰囲気は、志望校決めでも重要です。説明している先生は熱心なのに、他の先生はなんとなく元気がないなど違和感があったときはメモをしておきます。
質問できるときは質問をして、先生はどのように対応してくださるかを確認しておきましょう。
生徒さんたちの様子は?お子さんに合いそう?
生徒さんの雰囲気がお子さんに合うかは、とても大切なチェックポイントです。
のんびりした感じのお子さんが多いか、積極的なお子さんが多いかなど、みているとなんとなくでもわかります。
説明会で係をしているお子さんは気が張っていますが、公開授業ではふと素顔が見られることがあります。
機会があれば、この学校のどんなところが楽しい?など質問してみるのもおすすめです。
校風はお子さんに合っている?
生徒に任せるような自由な校風か、規則が厳しい校風か、また服装は自由か、制服かなどもお子さんに合うかどうかをよく検討します。
学校側が「こんな生徒に来てほしい」と説明会で明確に言う場合もあります。
どのような部活動がある?活動は熱心?
中学・高校での部活動を、楽しみにしているお子さんも多くいます。部活動は意外と受験勉強のモチベーションもなります。どうしてもこの学校の鉄道研究部に入りたいという一心で、受験するお子さんもいました。
運動部のほかに文化部も熱心に活動しているか、ユニークな部活動はあるかどうかもチェックしておきましょう。
進学実績や進路指導は?
進学実績は進学先だけではなく現役・浪人の割合や、大学附属なら内部進学者数も要チェックです。またどこの大学に推薦で入れるか、推薦入学者数も確認しておきます。
さら前年度だけでなく、ここ数年の実績もみておくことをおすすめします。実績がだんだん上向きになっている学校は、それだけ熱心に指導しているといえます。
生徒の自主性に任せている学校もあるので、どちらが向いているかお子さんのタイプで考える必要があります。
学校の設備は?耐震化は?図書室や食堂・ロッカーも確認
校舎は耐震化ができているか、学校に食料や水の備蓄はあるか、などの災害対策の確認も重要です。
グラウンドやプールの設備も確認します。これらの設備が学校になく、体育祭や部活動ではほかの施設を借りている場合もあります。
図書室の見学ができる場合は、所蔵図書数や蔵書の種類、専任の司書教諭がいるかどうか、自習スペースがあるかなどもチェックしておきます。
また、食堂がある学校では広さやメニューも見ておきましょう。説明会では試食できる場合もあります。
そのほかパソコンは数が十分あるか、OSなどは最新か、個別のロッカーがあるか、教室の机やいすはきれいかなどもチェックポイントです。
扉や鍵が壊れていないか、清潔に使われているかなど、お手洗いも確認しておきましょう。
帰りに親子で印象を話し合おう
帰ったら、親子で学校の印象を話し合いましょう。親と子ども目線では、意外に印象が異なっていることがあります。
お互いに良かったところや気にったところなどを話し合っておくと、志望校選定の参考になりますよ。