中学受験

通信教育と塾を併用して中学受験に成功!その方法教えます。

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通信教育と塾の併用(中学受験)

筆者について
お子さん(男子)の中学受験において、その子の特性を見抜き大手塾1本ではなく、中学受験の通信教育を基本としながら要所で塾を活用するという受験手法で見事成功。都内上位校に合格させた母親。

中学受験といえば塾通いがつきものです。

小学校3年の終わりごろから準備を始めると、6年まで丸3年は塾に通うことになります。

しかし我が家の場合は、大手塾の通信教育中心に勉強し、長期休暇などで塾を利用するという通信教育と塾併用で乗り切りました。

第1志望は不合格でしたが、第2志望の上位校(偏差値60レベル)の都内中高一貫男子校に合格し、毎日楽しく通っています。

なぜ中学受験で通信教育を選んだのか

「中学受験をしたい」と息子本人が言い出したのが3年生の2学期頃でした。最寄り駅周辺は中学受験塾がそろっていることもあり、塾探しをしたのですが1つ困ったことがありました。

それは息子が夜の8時過ぎには寝てしまう子、ということです。小学校が終わって夕方から塾に行くので、帰宅も就寝もどうしても遅くなります。体力もあまりなく、体調を整えるためにもできれば夜は早く寝させたい、と考えていました。

また、母である私が車を運転しないので送り迎えができないこともネックでした。

そこでなんとか塾に通わず、中学受験を乗り切る方法はないか探したところ、大手中学受験塾が通信教育も手掛けていることを知り、申し込みました。

通信教育のメリットとデメリット

3年間を通して感じた通信教育の良いところと悪いところをご紹介します。

通信教育のメリット

まずは経験上、メリットと感じられた部分を6箇所まとめます。

講義映像をわかるまで見られる

通塾と同じ内容の講義を、映像でわかるまで繰り返し見ることができることです。時間があまりないときは、1.5倍に早めて観ることができました。

講義が面白い

講師の先生の話が面白く、つい引き込まれる作りになっていました。先生が映像のなかで「ちゃんと復習しているか?」などと叱咤激励してくださったのもよかったです。

風邪気味でも受講できる

風邪気味で塾なら休まなくてはいけない状況でも、家でなら受講できる、そこは通信教育のメリットでした。

習い事を辞めずに済んだ

塾に行かない分、時間調整がきいたので水泳とサッカーを小学校卒業まで続けられました。体を動かすことで体力もついていきました。

睡眠時間をしっかり確保

受験直前でも9時前に布団に入ることができ睡眠時間を確保できました。

自分で勉強する習慣がつく

自宅で、自分で計画しながら勉強する習慣が徐々についていったことです。

通信教育のデメリット

利便性が高い通信教育ですが、なかには気をつけなければならないポイントも存在します。特に親が子を見るときに気をつけたほうがよいポイントを3箇所紹介します。

やる気を出させるのが大変

悪いところは、やる気を出させるのとモチベーションを維持させるのが大変なときがあったことです。しっかり学習習慣をつけるまで親が見ていないといけないので大変でした。

子供がだらけやすい

学校から帰って疲れていると、どうしてもだらけがちで気持ちの切り替えも難しかったことです。

励ましあう友達の存在がない

友達が頑張っている様子を夏期講習以外では見られず、普段は刺激を受けたり励ましあったりということができなかったことが残念でした。

中学受験を成功に導いた塾との併用方法

塾と併用することで通信教育での学習効果があがりました。ポイントは塾の夏期講習や冬期・春期講習に参加すること、模試を必ず会場で受けることです。

夏期講習との併用

長期休暇での生活のリズムを整えるためにも、午前から始まる夏期講習はもちろん、冬期講習・春期講習には必ず参加しました。ここでは違う小学校に通う友人もでき、楽しかったようです。

また、塾の講師の先生、スタッフの方々と顔見知りになれたので、入試当日は、受験会場に激励にいらしていた先生方に会えて緊張がほぐれたようです。

塾の模試を受ける

試験の緊張や時間配分を実感するためにも、塾の模試は会場で受けるようにしていました。会場で受けることで気が引き締まり「試験慣れ」ができました。

教材はどうするのか

教材は通塾生と全く同じものを使用します。塾校舎で購入が可能ですし、塾のサイトから申し込むことも可能でした。

また塾オリジナルのノートが使いやすかったので、いつも利用していました。これも教材と同様、塾校舎またはネットで購入することができます。

塾一本と「通信教育・塾併用」の費用差

通信のほうが、通塾よりも費用は安くなります。4年生では10万円程度、5年生では18万程度、6年生では20万円から30万円ほど安くなっていました。

まとめ

通信教育での受験、最も苦労したのは親が遊びたい盛りの子供のやる気を出し、モチベーションを保たせることでした。子供自身も家で勉強するのに気持ちが切り替えづらい、遊びたいのに遊べないなどの苦労がありました。

しかし最後まで通信教育で通せたのは、子供が楽しんで受けられたこと・習い事を辞めずにすんだこと・しっかり睡眠時間をとれたことが大きかったと思います。
また、長期休暇の講習には参加する、模試を会場で受けるなどでメリハリもできました。

子供の睡眠時間を確保したいご家庭や、習い事を続けたいお子さんには通信教育は向いています。また車のないご家庭や、通塾に時間がかかるご家庭にも通信教育なら安心です。

通信教育で中学受験をする家庭はまわりにいなかったので不安なこともありましたが、自宅での学習習慣がつき生き生きと高校生活を楽しんでいる様子をみると、間違った選択ではなかったと実感しています。

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