安心安全、バランスのとれた大手塾
「N」と書かれたバッグを背負った小学生をよく見かけたりしないでしょうか。
この日能研という塾、非常にバランスが良いです。
難関校へも合格させられるし、かといって難関校だけを目指そうとしているわけでもなく、その子の実力に合った中堅校へもしっかりと良い学校へ送り込んでいる。そんな印象です。
中学受験がはじめてのご家庭で、お子さんの志向もあまりよくはっきりしていないという方には、私は日能研を勧めています。
なぜかというと、前述した実績のバランスの良さもそうですが、「無理なく生徒を伸ばしてくれる塾」で日能研の右に出るものはいないと思っているからです。
校舎数 | カバーエリア |
---|---|
約160校 | 中学受験があるエリアを全国で網羅。首都圏、関西、東海、九州など幅広く展開している。 |
4、5年で助走をつけて6年に羽ばたける
中学受験に必要な知識が100あるとします。
この塾は、それをしっかりと100押さえて、満遍なく教えてくれます。
基本を押さえながら一定のペースで、授業が進みますので、仮にエンジンがかかるのがスローな子供でも、無理なく対応できますし、ちょっとついて行けなくなっても取り返しがつかないところまで行くことがありません。
そういう意味で、過酷さ故に離脱してしまうリスクを日能研は、リスクヘッジできる環境といえますね。
4年、5年としっかりと基礎を身につけて、6年に応用、問題を解くことに重点シフトするという言わば中学受験の王道をしっかりと歩ませてくれる。
そんな安心できる塾です。
宿題少な目、塾の授業でしっかりと
ご家庭によっては、他に習い事をしていてあまり自習の時間が取りづらいという場合もあると思います。
そんななかで、例えば宿題量の多い塾に入ってしまうと、泣く泣く習い事やスポーツを諦めさせざるを得なくなり、子供もショボン・・なんてケースをよく見ますが、日能研であれば比較的そういった習い事との両立がかないやすいです。
宿題は比較的少な目ですし、そのぶん塾の授業で教えてくれるという感じなので、保護者からしても通わせて心配の少ない塾ですかね。
その分、入塾は4年からが良い
一定のペースで授業が進む環境、コツコツと基礎を積み重ねて段階を経て成長する場。
だからこそ、この塾に入って一気にリカバーして受験を迎えようとする場合にはあまり向きません。
あくまでも経験からくる主観ですが、日能研の場合は「4年春」から余裕を持ってしっかりとスタートを切らせてあげたほうが、パフォーマンスが発揮できるタイプの塾かなと思います。
日能研の年間費用
年間でかかる費用のめとめ。だいたい小6の平均が年額100万円ほどなのでだいたい平均値に近いですね。
年間費用目安 | 通塾頻度 | |
---|---|---|
1年生 | - | - |
2年生 | - | - |
3年生 | - | - |
4年生 | 450,000円 | 週2回 |
5年生 | 650,000円 | 週3回 |
6年生 | 1,080,000円 | 週4回 |
最難関〜中堅校の合格実績がボリュームゾーン
日能研の合格実績はどうでしょう。下記が分布のイメージです。
最難関校もいるはいますが、次難関〜中堅あたりに強烈な強みを持っている状況です。
偏差値帯別の合格者数で、少し角度を変えた数値がこちら。
最難関校への実績
偏差値 | 学校名 | 2018年合格実績 | 募集定員 | 定員に対しての割合 |
---|---|---|---|---|
74 | 開成中学校 | 42 | 300 | 14% |
70 | 麻布中学校 | 73 | 300 | 24% |
73 | 桜蔭中学校 | 32 | 240 | 13% |
72 | 女子学院中学校 | 54 | 240 | 23% |
75 | 筑波大付属駒場中学校 | 12 | 120 | 10% |
次難関・上位校への実績
学校偏差値 | 学校名 | 2018年合格実績 | 募集定員 | 定員に対しての割合 |
---|---|---|---|---|
68 | 市川中学校 | 242 | 270 | 90% |
66 | 芝中学校 | 110 | 280 | 39% |
64 | 吉祥女子中学校 | 91 | 234 | 39% |
65 | 明治大学付属明治中学校 | 57 | 150 | 38% |
中堅校・中位校への実績
偏差値 | 学校名 | 2018年合格実績 | 募集定員 | 定員に対しての割合 |
---|---|---|---|---|
58 | 明治大学付属中野中学校 | 66 | 240 | 28% |
53 | 山脇学園中学校 | 84 | 280 | 30% |
52 | 成城学園中学校 | 39 | 130 | 30% |
54 | 青稜中学校 | 90 | 200 | 45% |
定員以上の合格者が出ることは私立において通例です。第二志望に選ばれやすい学校は繰り上げ合格のために定員に対してより多くの合格を出す傾向があります。入学者数に母数を変更するとより精緻に計れますが、ここでは合格させる力を表現するため、母数を定員にし、その率を出しています。
最難関への専有率はそれほど高くありませんが、難関〜中堅に数多くの日能研生が合格していることがわかります。
いかに基礎的な指導をしっかりと生徒たちに浸透させているかがよくわかります。
たとえば最難関しか行く気がないという人であれば、別の塾を選択することになると思いますが、そういう人以外は幅広くベースアップできる安心感のある日能研がお勧めできると思います。
-
プロが教える中学受験の塾選び【ランキングで選ぶな】
ランキングは嘘、絶対参考にしないで 始めに知ってほしいことが一つあります。"塾選び"などで検索したら ...